「転職して年収が落ちた…」転職に失敗する人に共通する原因 5つ
近年は転職ブームと言われており、性別・年齢・勤続年数を問わず、様々な社会人が転職を経験しています。そんな流れに刺激されて「人生一度きりだし、自分も転職したい!」と思っている人は多いでしょう。しかし転職に焦りは禁物です。失敗しない転職のためには、失敗してしまう原因を知り、リスクを潰してしまうことが重要です。
◆転職に失敗した人は少なくない
これまで転職を経験した人たちの中には、成功した人もいれば当然失敗した人もいます。マイナビニュースが会員504名に実施した調査によると、転職経験者のうちの30.8%が「失敗したと思う」と回答しています。
参照:https://news.mynavi.jp/article/20180517-628151/
人によって「失敗」と感じる理由は様々ですが、そう感じている人の多くは、以下の6つに不満を抱いていることが多いです。
・給与や待遇が下がった
・人間関係の雰囲気が悪い
・仕事に対するモチベーションが落ちた
・労働時間がかなり伸びた
・経営状態が良くない
・ブラック企業に入社してしまった
では、どうしてこのような後悔が起こるのでしょうか。
そこにはやはり、「失敗の原因」があります。
◆転職が失敗してしまう5つの原因
1.転職する動機が明確でない
「自分はなぜ転職したいのか」の動機が明確でないまま転職をしてしまうと、結局何が目的で転職したのかが曖昧なまま、新しい職場で働くことになります。そうなると仕事に対するモチベーションも上がりませんし、前の職場の良かったところばかりが頭に浮かんで、業務のパフォーマンスも低下しかねません。
転職を成功させて、「給料・待遇をアップさせたい」、「〇〇の事業に携わりたい」、「新しいスキルを身に付けたい」など、人によって動機は千差万別でしょう。自分なりの転職動機を明確にすることが、転職後に後悔(失敗)しないポイントです。
2.業界・職種のリサーチ不足
特に未経験の業界や職種にチャレンジする人にとって、リサーチは非常に大切です。単に理想だけでやりたい仕事を選ぶことは、転職を失敗させる原因です。企業への応募や履歴書の作成といった、本格的な転職活動を始める前のステップで、転職したい業界・職種についてしっかりと調べるようにしましょう。
ネットや書籍などでの情報収集、その業界・職種で働く知人・友人への聞き込み、エージェントからのアドバイス、など方法はいくつかあります。情報を集めて、ぼんやりとした理想を明確にすることで、入社後とのギャップを減らすことができます。
3.転職のタイミングが間違っている
転職のタイミング(時期)を間違えると、「前の会社でもっと力をつけてから転職するべきだった」もしくは「もっと早く転職を決めるべきだった」など、後悔が生まれてしまいます。ベストな転職のタイミングは人によって違います。
よく、「最低でも3年は同じ会社で勤めるべき」という意見がありますが、1年目、2年目で転職を成功させた人もいますし、40代、50代という年齢で成功させた人も多いです。
ベストな転職のタイミングを判断する材料は、以下の3つです。
・転職希望先で通用するスキル・実績がついている
・100%転職したいと思っている
・志望する企業から声をかけられている
この3つが揃った上で転職が実行できれば、転職後に後悔するリスクはかなり低いと言えます。
4.企業の表面的な部分しか調べていない
業界研究・職種研究とともに、企業研究は非常に重要です。仕事そのものがやりたいことであっても、企業の状態によっては、満足にパフォーマンスを発揮できないかもしれません。たとえば、職場の人間関係が常に悪い、他の社員の能力が低く連携ができない、経営者・上司のハラスメントが横行している、
もっと悲惨なのは、企業の経営状態が万年赤字のケースです。転職後、数年で倒産してしまうようなことになれば、せっかく前職で築いたキャリアに対する社会的評価や、仕事に対するモチベーションが下がりかねません。
実際にその企業で働いているOB・OGの意見や口コミ・評価サイト、四季報などの書籍、エージェントへの質問などを活用して、企業研究もしっかりと行いましょう。
5.能力がつりあっていない
業務のレベルと自分のレベル(スキル)がつりあっていないと、仕事にやりがいを感じることは難しいです。つりあわないケースは、2パターンあります。「自分はもっと高いレベルを求めているのに任される仕事は単純なものばかり」もしくは、「到底できそうにない高いレベルの仕事ばかり任される」の2つです。いずれの場合も、「転職に失敗した」と感じる要因です。
先に説明した4つの原因をしっかりと見定めた上で転職を実行できれば、、こうした入社後のギャップは解消できます。
◆私生活も考慮して転職を実行しよう
実際に転職を経験した後、私生活にマイナス影響が出たことで、失敗したと感じている人もいます。「労働時間が伸びて家族との時間が取れなくなった」、「給料・賞与が減って生活費が苦しくなった」、「通勤時間が伸びて自由な時間が減った」などです。
転職を実行する際は、業務内容や会社の人間関係に関することだけでなく、プライベートな時間にマイナスの影響が出ないかについても考慮することがポイントです。自分が働く姿を具体的にイメージしたり、応募・面接の時点で採用担当者に尋ねたりなどして、リスクを最小限に抑えましょう。
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