転職に有利な資格

転職で有利になる資格4つと有効なアピール方法

転職に自信がない人は、まず資格の取得を目指すべきです。
資格を持っているメリットは、単にその分野の専門スキルと知識を証明できるだけではありません。
「目標に向かって努力できる」、「学ぶ意識が高い」、「本気で転職を考えている」など、色々な方向から企業の採用担当者にアピールできる可能性が高まります。

ここでは、転職に有利になりやすい4つの資格と実際の面接で活かす方法についてご紹介します。

転職する業界問わずアピールできる資格を目指そう

日本には資格が1000種類以上あり、転職に向けて「どの資格を取得すべきか迷う」という人は少なくないでしょう。
特に業界・職種が明確に決まっていない人は、そもそも資格取得に対するモチベーションが上がらないこともあるかもしれません。
そんな迷いを持っている人が知っておきたいのは、「資格には業界を横断してアピールできるものがある」ということです。つまり、それらの資格を持っていれば、業界・職種関係なく履歴書・面接での武器にできるのです。

もちろんその分、取得難易度は中級以上になります。
例えば、色彩検定、介護職員初任者研修、インテリアコーディネーター、ワード・エクセル、といった比較的難易度が易しい資格は、その業界への転職を目指す人以外には、アピール材料にはなりにくいと言えます。
しっかりと勉強して取得できる資格こそ、業界・職種を横断してアピールできる資格を言えるのです。

では、その資格として代表的なものを、「アピールできる理由」とともにご紹介します。

転職に有利になる資格 4つ

簿記2級以上

現代は、社員全員に経営感覚が求められる時代です。
簿記2級では、高度な商業簿記・工業簿記(原価計算含む)の記述を学ぶことができ、財務諸表の数字から経営内容を把握できます。
特に中小企業や新興のベンチャー企業への転職を目指す人は、簿記2級を持っていることで、企業活動や会計実務の面でも戦力になれることが期待されます。

宅地建物取引士(宅建)

不動産業界だけでなく、建築、金融、コンサルタント、WEB系のフリーランスなど、様々な業界で活用できる資格です。
「不動産業界で働く人専門の資格」と認識している人も多いですが、宅建では、法律・金融・税金など実に幅広い知識を学びます。
合格率が高くはない資格であるため、業界問わず、自身の社会人としてのポテンシャルをアピールできるはずです。

TOEIC・英検2級以上

英語系の資格は、どんな業界への転職でもアピールできる資格として人気です。
TOEICは点数が高いほど有利になりますが、履歴書に書いてアピールできるのは600点以上からと言われます。
英検2級は、TOEICの550〜600点に相当すると言われています。ただし、英語を使う仕事への転職を目指す人は750点以上が目安なので知っておきましょう。
またTOEICに関しては、2年以内に受けた実績がプラス評価の対象となる場合が多いようです。

面接では、「外国人の顧客・従業員ともコミュニケーションが取れる」、「グローバル化を目指す御社で活躍したい」と言ったアピールが、業界問わず有効になるでしょう。

社会福祉士

社会福祉士は介護系の国家資格です。
近年では、介護業界だけでなく、行政、教育、保育、医療など、様々な業界からのニーズが増えています。
国家資格であり高い専門知識を持っていることを証明できる資格でもあるため、これらの業界への転職を希望する人は、ぜひ持っておきたい資格といえます。
ただし、国家試験を受けるには、養成施設や専門大学を経る必要があります。
例えば、4年生大学を卒業した人は、社会福祉士一般養成施設を1年経て国家試験を受けられます。
参照:社会福祉振興・試験センタ「受験資格」
http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/route.html
転職の時期や学習計画を、長期的にプランニングしながら転職を目指すことがポイントになります。


転職の時期や学習計画を、長期的にプランニングしながら転職を目指すことがポイントになります。

難易度の高い、転職に有利な資格を目指すには?

「どうせ時間をかけて勉強するなら難易度の高い資格を取りたい!」と考える人もいるでしょう。例えば、FP(ファイナンシャルプランナー)、行政書士、中小企業診断士、公認会計士、などが名前の知れている難易度が高い資格です。これらの資格を持っていれば、当然、採用担当者に「知識の豊富さ」や「目標に対して努力できる力」などをアピールできますし、何より、ライバル(他の転職希望者)に差をつけることができるため、採用確率をグッとアップさせることにつながります。

ただし、これから取得を目指す人は計画性を持って臨むことが何より大切です。無計画に勉強を始めてしまうと、時間と精神力を無駄に消耗してしまいかねず、今の仕事や転職へのモチベーションにマイナスの影響を与えてしまいます。年単位、月単位、週単位で学習の計画を立てて、計画的・効率的に取りかかることが重要です。

まずは、資格講座を開いているスクールなどに相談して(多くは無料です)みるのもオススメです。独学では自信がない人はもちろん、そうでない人にも、資格の概要や取得後のキャリアプランなどが明確にイメージできるメリットがあります。

「勉強中」も転職活動のアピールになる!

資格の勉強中に面接を受ける場合や試験に落ちた後に面接に臨む場合でも、「〇〇資格の取得を目指して勉強中です」とアピールすれば、評価においてプラスになり得ます。
ただしその場合は、その企業の業界・職種に関する資格であることが前提です。「面接を受けに来ているのに「なぜその資格を目指しているのですか?」突っ込まれると、回答に苦しむことになります。

また、「勉強中です」とアピールするからには、最低限の質問には答えられるように構えておきましょう。
「その資格の勉強でどんな知識を学びましたか?」と面接官に聞かれた際に、学んだ知識をまったくアピールできないようであれば、むしろ大きなマイナス評価につながりかねません。

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