地方へ就職!Iターン就職の支援制度を紹介

地方へ就職!Iターン就職の支援制度を紹介
近年、田舎への就職をのぞむ都市部の若者が増えつつあります。
都会での仕事は収入こそ安定しますが多くのストレスを抱えています。
「すし詰め状態の満員電車での通勤」や「深夜までの残業」は望んでしたくありませんよね?
田舎へいってのどかな風景を見ながら仕事をする、そんなあなたに提案したいのがIターン就職です。

そもそもIターンとは?

地方から都市部へでて、就職し再び地元へ戻って就職することをUターン就職と言いますが、一方でIターンとはどういうものなのでしょうか。
Iターンとは都市部で生まれ育った人が、地方へ移住し就職することを指し、直線的に都市部から地方へと移住することをIターンといいます。
Uターンとは違いターンしていないのにIターンというのはおかしいですが、これはUターン就職という言葉が先に浸透し、のちにUターンに倣う形でIターンという名前になったというのがIターンの語源のようです。

Uターン就職の場合は地元へ戻るということで、ある程度生活のイメージがつきそうですが、Iターンとなると見知らぬ土地へ行くことになるので色々と不安がありそうですよね?
ここからはIターン就職のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

Iターンのメリット

Iターンのメリットをあげると
・人の少なさ
・家賃が安い
・自然が豊富
などがあげられるでしょう。
都市部で生活するとなるとどこへいっても人ばかりで、通勤は満員電車、土日の外出先でもランチをするにも長蛇の列なんてことも多いでしょう。
地方へ行けば人混みからは解消され、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
家賃も都市部よりも安いことが多く、固定費の大部分をしめる家賃を削減できるので家計への負担を大きく減らすことができるでしょう。
また、地方は自然豊かな土地が多く、週末は近所でBBQをしたり、家庭菜園をするなど自然に触れる機会も増えて心を落ち着かせることができます。

Iターンのデメリット

一方でIターンのデメリットをあげると
・求人が少ない
・車がないと不便
・地域ごとに独特の文化がある
などがあげられるでしょう。
やはり地方では都心部に比べて仕事の求人の数は劣り、仕事の種類も限定されるため向き不向きは出てくるでしょう。
地方でも特に田舎は車社会ですので、車がないと数時間に1本のバスや電車を乗り継いで移動することになりますので、車はほぼ必須といっても良い状況になるかと思います。
地方では、その地域独自のお祭りや風習などがあることが多く、特にお祭りなどには参加しないと地元の方から不信感を抱かれることもあるでしょう。
都会とはまた違った人間関係の大変さがある場合もあるので、住む前に現地を訪ねたり、先に移住してきた人を見つけて話を聞いてみるなどの必要はありそうです。

移住に人気の地域

2018年の移住希望ランキングトップ5は以下のようになっています。
1位 長野県
2位 静岡
3位 北海道
4位 山梨
5位 新潟

移住希望のランキングトップ5に選ばれた地域は全て移住の支援制度が多く配備されています。
移住希望者の割合は20代から40代が全体の70%を占めており、多くの若者が移住を求めているということがわかります。
移住希望者の60%以上がIターンとなっており、自分の故郷とは関係のない地域へ移住したい人が多く存在することがわかります。
移住を希望している人が一番気にしていることは「働く場所があるか」との集計結果もあるので、移住に人気の地域は就職の支援制度が充実しています。
Iターン移住者向けの支援制度の例を見ていきましょう。

支援制度例

地域おこし協力隊

地域おこし協力隊は、人口減少や高齢化の著しい地域に移住して生活を行い、定住と定着、地域の活性化を目的とした制度です。
都市部から地方へ住民票を移し生活、地域活性化や特産品のプロモーションなどの仕事に従事をすることで、1年から3年の間補助金が出るというものです。
任期期間に現地で実務を体験できるため、任期終了後はその地で就職や就農したり、人によっては起業したりと様々な働き方を実現できる制度となっています。
地域おこし協力隊の8割が20代と30代を占めており、多くの若者が制度を利用していることがわかります。

就農支援

地方の自治体では農業未経験の方の就農支援などを行っていることが多く、制度により異なりますが若者だけでなく、定年後の就農などの支援も行っていたりもするので様々な方が利用することができます。
現役の農家の方が就農希望者の受け入れをして、独立までの経験をサポートしてくれることが多く、研修を通じて成長していくことができるでしょう。
各自治体主催の相談会などで相談してみるのが良いでしょう。

住宅補助支援制度

直接的な就職の支援ではありませんが、多くの自治体が住宅購入や住宅のリノベーションへの補助金制度を導入しています。
空き家バンクなどの空き家情報から住宅を購入する場合などに、補助金を出していることが多く、移住する際の費用を削減することができますので移住を希望している地域に住宅の補助支援をしてくれる制度がないかどうかチェックしておくと良いでしょう。

まとめ

・Iターンのメリットとデメリットを確認する
・移住する地域を選ぶ
・移住希望の地域の支援制度を確認する

ただ田舎へ行ってみたいという気持ちだけで行動をおこしてしまうと、想像と違っていて都会にいた時よりも生活が辛いということになりかねません。
しっかりとメリット、デメリットを確認した上で行動するようにしましょう。
移住する地域を決めたら、支援してくれる制度がないか確認しましょう。
経済的な負担などが軽減されると気持ちに余裕が生まれますので、前向きに物事に取り組めるようになります。
利用できる制度は積極的に活用して、移住生活を楽しめるようにしましょう。
Iターン就職をしてみたいという方はぜひ参考にしてみてください。

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