年収1000万の会社に転職するには？必須のポイントを解説！

「年収が高い会社、できれば年収1000万円以上の会社に転職したい！」と考えている社会人は多いようです。ただ、学歴や実績がないことで「年収1000万円以上なんて夢のまた夢…」と、チャレンジする前から諦めてしまっている人も少なくありません。ここでは、学歴や高い実績に自信がない人に向けて、年収1000万円以上を目指すためのポイントをご紹介します。

◆年収1000万円以上は学歴・実績がなくても可能か？

結論から言うと、高い学歴や実績がなくても、転職で年収1000万円を目指すことは可能です。ただし、言わずもがな、1000万円という年収は日本のサラリーマンの平均年収と比べるとかなり高い数字です。転職情報サイトDODAによると、正社員として就業している約36万人のサラリーマンの平均年収は、20代で346万円、30代で452万円、40代で528万円であることがわかっています。（2017年9月〜2018年8月）つまり、20代と30代で1000万円以上を目指そうとしている人は、平均の倍以上の年収を狙うことになります。

では、「有名国立・私立大学を卒業し、海外でMBAを取得した」、「高いスキルが求められる企業で社内トップの利益を出した」など、高い学歴・実績がない人の場合、どのように転職活動を進めるべきなのでしょうか？

◆年収1000万円以上が目指せる業界　3つ

1.金融（証券・保険）

ひとくちに金融業界といってもその業態はたくさんあります。年収1000万円を目指せる業態としては、証券や投資、保険、などが好例でしょう。成長著しい企業であれば、中規模の企業でも高年収が期待できます。

また、金融業界に限ることではありませんが、外資系の企業は年収が特に年収が高い傾向にあります。

2.IT（SE・プログラマー）

IT業界のうちの、SE（システム・エンジニア）やプログラマーといった職種は、未経験からでも高年収を目指せる職種です。初年から1000万円は難しいですが、スキルをつけていくことで、大幅な年収アップが期待できます。

特に近年は、IT業界の人材不足が課題となっているため、異業種からの転職希望者を積極的に採用している傾向もあります。

3.コンサルティング

コンサルティング業界は、不動産、医療系、金融系、IT系、シンクタンク系、人事系、など専門性によって様々な種類に分かれています。コンサルティング業務が未経験であっても、その業界での勤務経験や専門知識を持っていれば、転職を成功させられる可能性は十分にあります。

◆1000万円を目指すために必要なポイント

◇実績・スキルを磨いてから転職を実行する

転職を急ぐ必要がない場合、今の会社で働きながら実績・スキルを磨くことも成功確率を上げるために有効です。「営業で社内トップの成績をとって表彰を受ける」、「専門学校に通って難関の国家資格取得を目指す」など、人によって選択肢は様々でしょう。

1つでもアピールできる武器を増やすことができれば、転職の履歴書や面接で高評価につながる可能性がアップします。

◇インセンティブが充実している企業を探す

年収1000万円を超える条件で募集している企業には、インセンティブ（成果報酬）が充実しているところが多いです。インセンティブとは目標の数字や成果を達成した際に、通常の給与とは別で支払われる報奨金のことです。求人情報に「インセンティブ制度あり」などと書かれている場合、成果に応じて年収がアップする制度があるということなので、1000万円が狙える条件です。

◆年収以外の労働条件もしっかり確認しよう

年収だけに目を奪われて、他の条件の確認をおろそかにしないように注意が必要です。年収が高い企業の中には、いわゆるブラック企業と呼ばれるところも少なからず存在します。例えば、求人情報に、「努力次第で年収1000万円以上可能！」と書かれているとしましょう。

しかし、詳細をよく見てみると、「年俸制でみなし残業代込」、「インセンティブ以外の基本年収は500万円」といったニュアンスの記載がされていることがあります。こうした企業は、極度の長時間労働が常態化している企業の可能性があります。他に確認するべき企業に関する情報としては、以下の４つです。

・企業ホームページで決算書などの経営情報を公開していない（倒産寸前の可能性）

・離職率が高い（平均50％以上、など）

・求人広告の掲載期間が異常に長い（常に求人が出ている）

・比較・評価サイトでマイナスの意見が多い（社員の魔族度が低い、など）

ただし、こうした情報がある企業＝絶対にブラック企業である、とは限りません。興味がある企業であれば、応募してみて、採用担当者や経営者に気になった点を直接訪ねてみるのも見分ける方法です。たとえば、「実際に1000万円以上の年収を得ている社員はどのくらいいらっしゃいますか？」と質問して、言葉を濁すような場合は、あまり信頼できる企業とは言えないかもしれません。

ここで紹介した、年収1000万円以上を目指せる転職のポイントを参考にして、ぜひ希望の転職を実現させてください。